ニュース

ウィンマジック、クラウドストレージ上のファイルを暗号化する「SecureDoc Cloud」

 ウィンマジック・ジャパン株式会社(以下、ウィンマジック)は12日、クラウドストレージ上に保存するデータを暗号化するセキュリティソフト「SecureDoc Cloud」を発表した。すでにベータ版を提供開始しており、正式版は10月のリリースを予定している。

 SecureDoc Cloudは、ウィンマジックのディスク暗号化ソリューション「SecureDoc 7.1」のコンポーネントとして提供されるもの。DropboxやBoxなどのクラウドストレージ上に保存されるファイルを暗号化することで、利便性を保ちながら、安全なファイル共有を実現するという。

 ファイルがクラウドに保存される前にエンドポイントで暗号化されるため、暗号鍵は企業が自ら管理可能なほか、ウィンマジックの独自機能であるプリブート認証と組み合わせることで、ファイル共有用のパスワードが不要になり、ユーザーはデータが暗号化されていることを意識せず利用できるとした。また、ディスク暗号化に利用するものとあわせ、暗号鍵を一元管理できる点もメリットとしている。

 なおSecureDoc Cloudは、5月13日から15日まで東京ビッグサイトで開催されるイベント「情報セキュリティEXPO」のウィンマジックブース(ブース番号:東40-10)にて、デモンストレーションが行われる予定だ。

石井 一志