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豊富な機能を低コストで実現、デルのエントリー向けストレージアレイ「SCv2000」

 デル株式会社は11日、エントリークラスのストレージアレイ「Dell SCv2000」を発表した。中・小規模組織でのけるプライマリストレージ、プロジェクトベースのストレージなどに最適という。最小構成価格は159万9000円(税別)から。

 「Dell SCv2000」は、1TBあたりのコストを抑えつつ、8万5000IOPSの性能を2Uサイズの筐体で実現するストレージアレイ。データ保護機能、容量の最適化を実現するRAID階層化機能、データ移行サービスやマルチプロトコル接続など、さまざまなソフトウェアオプションを提供することで、多様なワークロードに対するニーズにも対応可能という。

 また、ハイエンドなエンタープライズクラスの機能が必要となった場合にも、新たな「SCシリーズ」ストレージを追加したり、同シリーズのハイエンドモデルへデータを移行したりできるため、成長に応じて拡張していけるとした。

 導入にあたっては、ウィザードベースのシンプルなツールにより、高い専門知識がなくても、シンプルに導入可能。大規模なデータセンターの管理者にとっても、プロジェクトの立ち上げから実行までのプロセスを素早く展開できる。

 データ保護についても、レプリケーション機能「Remote Instant Replay」「Local Instant Replays」や「Replay Manager」など、オプションのデータ保護ソフトが提供されるとのこと。

 ホストとの接続にはFC、iSCSIまたはSASが利用でき、2Uシャーシでは3.5型ドライブベイ×12または2.5型ドライブベイ×24、高密度5Uシャーシでは2.5/3.5型ドライブベイ×84の構成もサポートする。

石井 一志