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IBMとFacebookが業務提携、企業の生活者向けマーケティングを支援

 米IBMは6日(米国時間)、米Facebookとの業務提携を発表した。主に生活者向けマーケティングの分野を対象としており、IBMのマーケティングクラウドと、Facebookの「Custom Audiences」など各種広告機能を併用できるようになった。

 今回の提携効果について、Facebookは「世界的なブランドを持つ企業は、IBMのマーケティング・クラウドを活用して大規模なパーソナライゼーションを実現しながら、Facebookで対象となる顧客を見つけてその顧客の関心をとらえることができる」と説明している。

 また、IBMは顧客分析ソリューション「Journey Designer」および「Journey Analytics」も提供中。14億4000万人に上るFacebookユーザーがどの顧客グループに属しているか特定し、関心と行動との具体的な関連性を導き出せるとしている。

 このほか、IBMが新たに立ち上げた取り組み「IBM Commerce THINKLab」にFacebookが最初の企業として参画することも発表された。価格の最適化や在庫分析など企業によって異なるさまざまな課題を、協業によって解決すべく、サポートするという。

森田 秀一