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12月からストレスチェック義務化――CTC、従業員の健康管理を一括支援

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は1日、検診結果・問診結果・保健指導・面談記録などの心と体の経年の健康情報をクラウドで一元管理し、従業員の健康管理を総合的に支援するサービス「おまかせ健康管理」を開始した。従業員数700名以下の企業が対象。価格は年間4200円/従業員から。

サービス概要図

 企業向けに健康管理の総合支援サービスを提供するウェルネス・コミュニケーションズと協業し、BPO(Business Process Outsourcing)サービスとして提供。ストレスチェック対策、定期健診管理業務、長時間労働に対する労務管理の適正化を含めた3つの業務を一元管理し、人事・労務部門の担当者に代わって、従業員の心と体の健康管理業務を代行する。

 社員マスタ、検診結果、残業時間のデータを送るだけで、受診結果を法令で定められている期間、安全に管理し、年末に報告書のデータを集計して報告書の作成を支援する。また、従業員への定期検診受診案内や未受診者へのフォロー、年1回のストレスチェックWeb問診、長時間労働者への通知等を行い、進捗状況を人事・労務部門の担当者に提供する。

12月からストレスチェック義務化

 2015年12月に施行される従業員に対するストレスチェックを義務付ける改正労働安全衛生法や、年次有給休暇取得の義務化検討など、政府は企業に従業員の健康を促す方針を掲げている。従業員の健康に対する企業の責任がますます大きくなる中、人事・労務部門の業務も多岐にわたっている。

 特に中堅中小企業では、限られた人員の中で日常業務を行いながら、監督官庁への報告業務などをこなさなければならず、その業務負荷が課題になることが予想される。

 こうした状況を鑑みて、CTCは今後も、企業の管理部門や人事・労務部門に向けたBPOサービスを拡充し、業務効率化を支援する方針だ。

川島 弘之