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CTCSP、Amazon Redshiftと連携するクラウド型データ転送サービスを販売

 シーティーシー・エスピー株式会社(以下、CTCSP)は30日、米FlyDataと販売代理店契約を締結し、Amazon Web Services(AWS)のクラウドDWH(データウェアハウス)サービス「Amazon Redshift」とデータ連携する、同社のクラウドサービスを提供開始すると発表した。

 FlyDataは、データ転送サービスを提供する日本発のシリコンバレー企業。自動的・継続的にAmazon Redshiftにデータをアップロードするサービス「FlyData Autoload」や、RDBMSとAmazon Redshiftのデータをリアルタイムに統合するサービス「FlyData Sync」を中心に、データ転送サービスを提供している。

 FlyDataのサービスを利用する企業は、自社システムにエージェントソフトを置いて設定するだけで、マスタDBからデータを抽出して変換・加工し、Amazon Redshiftにデータをロードすることができる。また、ログデータとRDBMS上のマスタデータから、専用アプリを開発することなく分析やレポーティングを行えるとのこと。

 課金はデータ転送量に応じて行われる仕組みで、月額24万円(税別)から利用できる。

 CTCSPの親会社である伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)では、AWSを利用したクラウド環境の構築・運用サービス「CUVIC on AWS」を提供しており、今回CTCSPがFlyData製品の取り扱いを開始したことにより、AWSを活用して大量データを分析するシステムの構築が容易になったとのこと。CTCSPでは中堅企業を中心にサービスを提供する考えで、3年間に1億円の売り上げを目指すとしている。

石井 一志