ニュース

AvePoint、SharePoint運用管理基盤「DocAve」新版を国内提供

 AvePoint Japan株式会社は16日、Microsoft SharePoint運用管理プラットフォームの最新版「DocAve 6サービスパック(SP)5 」の国内提供を開始した。利用状況レポート、コンプライアンス・ガバナンス機能、SharePointのオンプレミスとクラウド環境間での連携、仮想マシンのバックアップ機能などが追加された。

 DocAveは、Office 365やMicrosoft Azureなど、オンプレミス/プライベートクラウド/パブリッククラウド上に構築された複数のSharePointファームの中央管理を行う製品。情報漏えいリスクを抑え、業界規制や組織特有の情報管理ポリシーに準拠しながら、効率的に情報共有を行えるようにする。

 SP5では、エンドユーザーによるSharePoint利用状況の可視化が可能に。「DocAveレポートポイント」により、サイトへのアクセス量・検索利用状況・アクティブなユーザー・チェックアウトされたドキュメント・最も人気のあるドキュメントなどの情報を、SharePoint上にWebパーツとして表示させられるという。

 「DocAveレポートポイント」の使用パターン警告を使用すれば、不審なユーザーアクティビティを素早く検知し、SharePoint管理者などに通知することも可能だ。

 SharePoint 2013のオンプレミスでもSharePoint Onlineでも使用できるシームレスなレコード管理機能も搭載。「DocAveアーカイバ」に新たに追加されるレコード管理機能で、コンプライアンス上、一定期間保持しなければならない文書を組織がSharePointのレコードセンターサイトに移動する際に、コンテンツタイプおよびメタデータプロパティを保持できる機能などが含まれる。アーカイブ作業前にレポートを生成し、エンドユーザーがアーカイブ対象コンテンツを確認・承認できる「アーカイバ承認センター」という機能も追加。このステップを導入することで、コンテンツを最もよく理解しているメンバーに、アーカイブ可否の決定を委ねられるという。

 そのほか、「DocAve バックアップ&リカバリー」のプラットフォームバックアップ機能に、Webフロントエンドサーバーや全体管理、アプリケーションサーバーなどの仮想化されたエレメントを保護する「仮想マシンバックアップ機能」が追加されている。

 SP5は、3月16日より提供開始。すべての機能を試せる30日間無償評価版も公開している。加えて、DocAve 6 SP5 の新機能にスポットを当てた特別連載記事をブログで順次公開。同日より第1弾「SharePointの展開管理」を公開している。

川島 弘之