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ユニアデックス、Unisysの「エンドユーザー向け運用サービス」を提供

 ユニアデックス株式会社は16日、米Unisysの「グローバルITアウトソーシング運用サービス」の中から、「エンドユーザー向け運用サービス」を日本企業向けに提供開始すると発表した。

 ユニアデックスでは、海外展開している日本企業に向け、長年、グローバルIT基盤システムの構築、運用・保守をワンストップで提供してきた実績を持つ。また、中国・東南アジアの7カ国に展開する海外関連会社のネットマークスから、IT基盤の構築・保守サービスを現地日系企業に提供している。

 今回は、国内向けに提供している「統合運用サービス」「LCMサービス」提供のノウハウを生かして、「エンドユーザー向け運用サービス」のコーディネーターの責務を担うもので、Unisysのサービス提供マネージャーと協力し、顧客への円滑なサービス提供と課題解決を支援するとのこと。

 具体的には、PCなどの「製品」単位ではなく、エンドユーザー1人1人の「役割」に応じて最適な運用サービスを提供する。管理者や担当者などそれぞれの役割や業務スタイルに合わせたサービス提供により、生産性や満足度の向上を図るほか、外勤・内勤、営業職・研究職など、職制に応じて標準化したサービスメニューをそろえ、満足度をさらに向上させるとした。

 主要メニューとしては、以下の5つを用意する。

・グローバルPC運用ヘルプデスク
・リモートアクセスPC運用サポート
・リモートアセット管理
・オンサイトPCデスクサイドサポート
・PC設定/移設/保守支援

 また、「エンドユーザー向け運用サービス」が提供するポータルサイトに、エンドユーザー向け野サービスカタログ(メニュー)を掲載。各サービスを実行するプロセスが自動化されているため、過度なサービスを提供する必要がなく、コスト削減が可能になるという。

 サービスの提供基盤は、ITILやISOの認証に基づき設計されていることから、世界規模で標準的なサービスが利用できるのもメリット。全世界15拠点20言語対応のヘルプデスクと130カ国におよぶフィールドサービスも提供される。

 なお今後は、Unisysとの連携のもとで「グローバルITアウトソーシング運用サービス」の拡充を図る考え。ユニアデックスでは、世界各国に事業所を持つ日本企業に提供し、今後5年間で100億円の売上を目標としている。

石井 一志