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市町村変更情報の検索に対応した郵便番号変換ツール「Yubin7」新版

 アドバンスソフトウェア株式会社は4日、郵便番号変換ソフト「Yubin7」の新版「同 Ver2.6」を発表した。同日より提供を開始している。

 Yubin7は、住所・郵便番号の変換を行える開発支援パッケージ。郵便番号辞書は、日本郵便から月に一度公開される郵便番号マスタをもとに作成しており、常に最新のデータで検索を行えるという。住所・郵便番号のさまざまな変換機能を提供するユーティリティを収録するほか、.NET向けのクライアント/サーバーアプリケーションの開発で使用できる.NET Frameworkクラスライブラリと、Win32アプリケーションの開発で使用できる32ビットDLLを収録している。

 今回の新版で追加された市町村変更情報検索機能では、検索画面に入力された住所から、過去に廃止/変更があった住所情報を検索し、廃止/変更実施日や新しい住所情報、変更理由などの詳細を一覧で表示する。また、新旧住所変換機能では、Excel/Access/CSV/テキストに登録された住所データの旧住所を、新住所へ一括変換できるため、住所データのメンテナンスコストを削減するとのこと。

 なお、両機能で用いる差分辞書も、日本郵便から毎月公開される差分データ(新規追加データ、廃止データ)をもとに作成しているので、新旧住所の機械的な関連付けに加え、機械的な判断ができない市町村変更履歴についても、個別の関連付けを行い、高精度な変換・検索を実現するとした。加えて、日本郵便で現在は公開されていない過去の差分データについても、Yubin7発売当初からの差分データをすべて蓄積しており、7けた郵便番号施行当初からの住所の検索が可能という。

 価格は、基本パッケージが3万4000円(税別)で、再配布ライセンスは、クライアントアプリケーションの場合で1ライセンスあたり2万円(税別)、サーバーアプリケーションの場合で年間2万8000円(税別)。なお、旧版「Yubin7 Ver2.0/2.5」のユーザーは、無償でバージョンアップできる。

石井 一志