ニュース

NTTコムウェア、マイナンバー管理サービスを10月提供

 NTTコムウェアは3日、マイナンバー管理ソリューションを発表した。個人番号通知が始まる2015年10月から提供する予定。

 同ソリューションでは、強固なセキュリティに対応したクラウドを活用することで、マイナンバーを適切かつ低コストで管理できるという。これまで数十万規模の人事・給与システム構築した実績を生かすという。

 具体的な機能は、「従業員のマイナンバーの登録」「源泉徴収票など各種帳票への出力」「保存期間を過ぎたマイナンバーの速やかな廃棄」「事務取扱担当者の設定」「特定個人情報ファイルの取り扱い履歴の管理」。

 導入メリットは、通信事業者が利用する高レベルなセキュリティと耐災性、運用力を持つデータセンターで情報を管理するため、人手を煩わすことなく安全管理措置を講じられる点。特定個人情報の管理範囲の限定などにより、安全管理をより強固に実行できる。また、企業の既存の人事・給与システムなどから独立し、CSVやPDF等により連携が可能なため、低コストで導入できるという。

 管理対象となる従業員数により価格が変動する料金体系となる。今後、同ソリューションから出力される帳票のフォーマットなどが変更となった場合にも、柔軟に対応できるようなソリューションをめざすとしている。

川島 弘之