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ブロードバンドタワーがマカフィーとパートナー契約、NASをウイルス感染から保護

 株式会社ブロードバンドタワーは23日、NASを媒介とするウイルス感染に対応するため、マカフィー株式会社とパートナー契約を締結したと発表した。同日より、マカフィーのストレージ向けウイルス対策ソフトウェア「McAfee VirusScan Enterprise for Storage」を販売開始する。

 ブロードバンドタワーでは、EMCジャパンのスケールアウトNAS「EMC Isilon」の一次代理店を務めているが、社内のファイルサーバーとして同製品を利用している顧客から、NASのセキュリティを高めたいというニーズがあったという。そこでブロードバンドタワーは、EMC Isilonの独自OS「OneFS」の最新版に対応する複数のNASストレージ向けウイルス対策ソフトウェアを検証。推奨するウイルス対策製品として「McAfee VirusScan Enterprise for Storage」を選定した。

 同製品は、ユーザーがNAS上のファイルへアクセスするたびに、リアルタイムでウイルススキャンを実行する「オンアクセススキャン」機能を実装しており、端末からNASへファイルが格納される前にウイルスを検知することによって、ウイルス感染を早期に発見し、社内への感染被害の拡大を防ぐとのこと。

 また、EMC IsilonとはICAP(Internet Content Adaptation Protocol)によって連携するので、ストレージ側のパフォーマンスや拡張性、シンプルな管理を損なうことなく、強固なセキュリティ対策が実現できるとした。

 なおブロードバンドタワーは、マカフィーとパートナー契約を締結することによって、McAfee VirusScan Enterprise for Storageの販売を開始。EMC Isilonとあわせた、導入から保守サポートまでの、幅広い技術サポートを提供するとしている。

石井 一志