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仙台市に復興への“願いの木”が育つ、国連防災世界会議の期間中

リコージャパンがITシステムを提供

 リコージャパン株式会社は17日、3月14日~18日まで仙台市で開催される第3回国連防災世界会議において、防災・復興に向けたメッセージを共有するITシステム「RICOH Make A Wish デジタルサイネージ」を提供すると発表した。複合機やプリンタの提供と保守を行うドキュメントサービスも提供し、会議の円滑な運営を支援する。

 国際的な防災戦略について議論する国連主催の会議。第1回(1994年・横浜)、第2回(2005年・神戸)に引き続き、3回目も日本で開催される。特に今回は、東日本大震災の被災地である仙台市での開催となり、被災地の復興を世界に発信するとともに、ホスト国である日本の防災に関する経験と知見を国際社会と共有する重要な機会となる。

 「RICOH Make A Wish デジタルサイネージ」は、国連防災世界会議の会期中にせんだいメディアテークで開催されるパブリックフォーラム「東北防災・復興パビリオン」に設置され、来場者が記念写真を撮影して防災・復興への思いを書き添えると、メッセージ入りの写真が一枚の葉として“願いの木”に表示され、写真が多いほど木が大きく育つというもの。“願いの木”は、本体会議場に隣接する仙台市博物館内の「東北おもてなしセンター」でも放映され、防災・復興への思いが来場者全員で共有できる。 設置期間は、3月14 日(土)~18日(水)10:00~20:00。

 これと併せてドキュメントサービスでは、最新のカラー複合機やカラーレーザープリンタをはじめ、リユース部品を平均80%(質量比)使用した環境調和型カラー複合機や、BCP対応のバッテリ搭載型プリンタ複合機などを提供し、会議の運営を支援するという。

川島 弘之