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富士通SSL、ディスク暗号化をトータルに支援するクラウドサービス

 株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(以下、富士通SSL)は12日、暗号化ツールの提供をはじめ、関連するサービスを含めて情報漏えい対策をトータルに支援する「ディスク暗号化サービス」を、4月上旬より販売開始すると発表した。

 「ディスク暗号化サービス」は、ディスク暗号化ツールを提供するだけでなく、緊急時の暗号化解除や日々の問い合わせ対応を行うヘルプデスクなど、PCの情報漏えい対策を総合的に支援する月額制サービス。PCの管理サーバーは富士通のパブリッククラウド「FUJITSU Cloud IaaS Trusted Public S5」を利用し、富士通SSLが運用管理するため、ユーザー企業は管理に手間を削減し、安全に利用できるという。

 このサービスを導入すると、クライアントPCのHDDは、OSなどのシステム領域を含めてすべて暗号化されるほか、暗号化解除は富士通SSLのヘルプデスクのみが行えるようになるため、万一PCが盗難にあったり紛失したりした場合でも、第三者による情報の悪用を防止できるとした。

 また、契約中のPCの一覧情報や、暗号化状態などを確認できるログを毎月1回提供。オプションを利用すれば、特定のPCに絞った詳細ログも提供する。さらに、富士通が提供する「FUJITSU Managed Infrastructure Service FENICSII M2Mサービス」のM2M-GW技術を活用したオプションメニューを選択すれば、多様なネットワーク環境にも対応可能とのこと。

 サービスは必要な期間、必要な台数だけ契約可能な月額制となっており、最短3カ月、PC1台から手軽に利用できるのも特長。価格は個別見積もりだかが、参考価格は、300ユーザーで月額32万4000円(税込)となっている。

石井 一志