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CA、包括的なモバイル端末管理ソリューションを提供

 CA Technologies(CA)は10日、エンタープライズモビリティ管理ソリューション「CA Enterprise Mobility Management(EMM)」を、国内で販売開始すると発表した。

 「CA EMM」は、モバイル端末管理に必要とされる機能(デバイス管理、アプリケーション管理、コンテンツ管理、メール管理)を包括的に提供するソリューション。包括的な管理機能は、企業が求めるモバイル全体の管理に対するニーズに合致し、BYODやCOPE(Corporate Owned, Personally Enabled:会社支給のデバイスだが個人使用もできる)、CYOD(Choose Your Own Device:会社指定のデバイスの中から自分のデバイスを選ぶ)といった施策の実現、推進をサポートするという。

 製品は4つのコンポーネントから構成されており、全機能を利用することも、必要な機能だけを選択することもできるため、すでに使用している他社製品と組み合わせた利用にも対応する。

 具体的には、モバイルアプリに対してアクセスポリシーや使用条件などを定めて管理できる「CA Mobile Application Management(MAM)」、ポリシーベースでドキュメントを管理し、ユーザーがドキュメントを不正利用することを防ぐ「CA Mobile Content Management(MCM)」、企業メールへのセキュアなアクセスや、機密メールなどを保護する「CA Mobile Email Management(MEM)」、モバイル端末のプロビジョニングやセキュリティの確保、管理と、モバイルアプリの自動配信などを行える「CA Mobile Device Management(CA MDM)」から構成される。

 また、既存のセキュリティソリューション「CA Single Sign-On」と連携すれば、モバイルアプリからクラウド事業者へのフェデレーションやイントラネットへのアクセスを、安全かつシームレスに行える点もメリットとしている。

 課金はユーザー単位のライセンスを採用しており、1000ユーザーの場合、オンプレミスの参考価格は、CA MAMが年間780万円(税別)から、CA MCMが年間1170万円(税別)から、CA MEMが年間1092万円(税別)から、CA MDMが年間1170万円(税別)から。このほか、サービスとしての提供も行われる。

石井 一志