監視カメラ録画システム「アロバビュー」、クラウドサービスを本格展開

　株式会社ルクレは10日、監視カメラ録画システム「アロバビュー」とクラウドサービスとの連携を本格化すると発表した。新たにNECネッツエスアイ株式会社（以下、NESIC）と協業し、NESICから「映像監視クラウドサービス」を提供する。

　市場が伸び続けているネットワークカメラ。用途もこれまでの防犯・監視だけでなく、マーケティングや顧客サービスの向上、放送機器分野にまで広がっている。導入施設・環境が多様化したことで、複数の中小規模施設を集中管理するユーザーを中心にクラウドサービスの要望もまた増えているという。

　新サービスでは、NESICのクラウド環境で「アロバビュー」を提供する。監視したい場所にカメラを設置するだけで利用可能で、取付け工事まで一貫してサポート。録画データ保存のための設備をユーザー側で用意する必要がなく、NESICの国内データセンターで安全に保管され、解像度・録画時間といった録画条件に応じてストレージ容量を選択できる。

　付加価値として、売り上げ拡大や業務効率化を実現する映像分析サービスも提供。蓄積した映像を基に入退場者の計測、滞留時間による興味度の推定、性別・年齢層別の来客数分析などが可能になるという。

　サービスメニューは、「ライブのみ」と「ライブ＋録画」の2種類を用意。カメラ台数単位での料金設定となる。

アロバビューとは？

　アロバビューは、ルクレが開発している監視カメラ録画システム。鉄道・官公庁施設などの大規模施設から、コンビニ・書店などの小売店舗まで、規模・業種を問わずに1万社以上の導入実績がある。スマートデバイスからの遠隔監視が可能で、ネットワークカメラは主要10メーカー350機種以上のカメラに対応。ソフトウェアをカスタマイズして他社システム連携も容易という。

　ルクレに所属するアイドル社員こと「種ちゃん」がTVCMを務めたことでも知られる。