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TIS、OSSバッチジョブ管理ソフト「JobScheduler」向けの保守サポートを提供

 TIS株式会社は10日、オープンソースソフト(OSS)の活用方法を提案し、エンタープライズシステムの安定稼働を実現する「TISエンタープライズOSSサポート」の一環として、OSSのバッチジョブ管理ソフト「JobScheduler」を対象に、保守サポートサービスを提供すると発表した。またJobSchedulerと、OSSの統合監視ソフト「Zabbix」とを連携させるツールとして、独自開発のOSS「HyClops JobMonitoring」を公開している。

 ジョブ管理ツール「JobScheduler」は独Software- und Organisations-Service GmbHが開発している、オープンソースのバッチジョブ管理ソフト。スケジュールに従ったジョブ実行や、複雑なジョブネット管理機能など高度なジョブ管理機能を備え、欧米を中心に数多くの導入実績があるという。

 TISによれば、今回提供する保守サポートを利用することにより、システム運用にとって重要な、ジョブ運用管理領域でのOSS活用を実現できるとのこと。またHyClops JobMonitoringを提供することにより、運用基盤領域全体の最適化を目指す考えだ。

 なおHyClops JobMonitoringは、JobSchedulerのジョブ監視をZabbixで行えるツールで、ZabbixやJobScheduler自体を改変せずに、各ツールが持つAPIを活用し連携を実現しているのが特長としている。

石井 一志