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オーシャンブリッジ、サーバー負荷分散を強化したSharePoint向けビューア新版

 株式会社オーシャンブリッジは9日、Microsoft SharePointに連携したマルチフォーマットビューア「Brava for SharePoint」の新版「Brava 7.2 for SharePoint 2013」を販売開始すると発表した。

 Brava 7.2 for SharePoint 2013は、SharePoint 2013に登録されている各種文書・図面・画像ファイルを、WebブラウザやiPad上でセキュアに表示できるマルチフォーマットビューアである。

 今回は、大規模運用時におけるBravaサーバーの負荷分散を行うために、サーバー複数台構成の対応を強化した。Bravaでは、SharePoint上でユーザーが見たいファイル名をクリックすると、表示要求がBravaサーバーに出され、表示専用に変換されたデータをクライアント側のブラウザに渡す仕組みになっている。前バージョンまでは、表示専用データのキャッシュをそれぞれのサーバーで管理していたが、今回は複数台のBravaサーバー上に置かれたキャッシュファイルを共用管理できるようになり、表示専用データを生成するための変換効率が向上するという。

 また、SharePointの言語パックに基づいた多言語対応を可能にした。従来も日本語と英語の2カ国語対応をしていたが、新版からは、その他の言語でも必要に応じてローカライズできるようになる。

 さらに、文書中の署名枠などの指定した個所に、あらかじめ設定しておいた電子サインを追加できる機能や、大量の文書をレビューする際に作業の完了を確認するためのチェックポイントを設定する機能を追加。このほか、複数種類のビューア間の機能差を解消し、操作性を共通にするための機能改善も数多く行われた。

石井 一志