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「住友林業の家」の建築現場を支える「Optimal Remote」、問い合わせに遠隔対応

 株式会社オプティムは3日、「住友林業の家」の建築現場をITで支える住友林業情報システム株式会社に、リモートサポートサービス「Optimal Remote」を提供したと発表した。

 住友林業情報システムは、主に住友林業グループに提供するシステムの開発・運用、協力会社も利用するシステム利用者へのサポート業務を行う企業。主にサポート業務は、住友林業グループ社員からの問い合わせ対応と、「住友林業の家」の建築にかかわる工務店・工事店・メーカーなどの協力会社からの問い合わせ対応に分かれている。

 リモートサポートサービスは、ユーザーの端末に遠隔から接続し画面共有・遠隔操作を行うことで、口頭説明よりも明確・迅速なサポートを実現する。住友林業情報システムにおいては、グループ社員へのサポートは社内ネットワークを利用できるが、協力会社は外部ネットワークなので、クラウドサービスなどを利用して接続しなければならない。

 以前よりクラウド型リモートサービスは利用していたという同社だが、2014年に一部システムのiPad対応が計画されたことから、iOS端末へのリモートサービスも可能なOptimal Remoteに乗り換えた。Optimal Remoteを選んだのは、接続に要する時間が短く、ユーザー端末への接続も4桁のコードを読み上げてもらって入力するだけの簡便さからだった。

 問い合わせユーザーの端末環境は多岐にわたるため、環境依存のトラブルが発生することも時々あり、まずはリモートで現象を確認。「実際に画面を見ると想像していた現象とは違うこともあり、百聞は一見にしかずとはこのことだと実感します」(同社)。

 一戸建て木造注文住宅の「住友林業の家」は、外観デザインを思い通りにアレンジできる自由設計が特長だ。当然、施行には手がかかる。そんな「住友林業の家」を梁と柱とOptimal RemoteのようなITツールが支えている。

川島 弘之