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富士通SSL、企業向けのモバイルアプリ構築支援サービスをワンストップ提供

 株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(以下、富士通SSL)は29日、企業でのスマートデバイス活用の提案から開発・運用サポートまでをワンストップで提供する「エンタープライズ・モバイルアプリケーション構築支援サービス」を発表した。オラクルのモバイルアプリ開発フレームワーク「Oracle Mobile Application Framework(MAF)」を活用するとのことで、2月10日より販売開始する。

 「エンタープライズ・モバイルアプリケーション構築支援サービス」は、企業でのスマートデバイス活用を支援するサービス。Oracle MAFの導入をはじめ、ユーザー企業の要件に応じたスマートデバイスの活用方法を提案する。あわせて、企業自身でモバイルアプリを設計・開発・運用できるよう、富士通SSLの技術者がサポートを行うほか、その企業に合わせたモバイルアプリの開発環境構築も支援するという。

 このサービスで利用するOracle MAFは、1つのソースからiOSやAndroid向けの複数のモバイルアプリケーションを作成でき、Javaでのプログラミングが可能になるのが特徴。このため、スマートデバイスに特化した知識がなくても、企業が自ら開発や日々の運用、プログラムの変更などを実施できるとのこと。

 またこのサービスでは、UXの開発が容易に行えるようさまざまな部品を提供しており、個人の技術力に左右されることなく、一定品質のモバイルアプリを作成可能。さらに、技術的な実現性の検証や画面デザインの提案をはじめ、動作をすぐに確認できるモバイルアプリのサンプル提供や、機能追加、モバイル端末と連携するサーバーサイドのSOA導入も支援するとした。

 価格は個別見積もり。富士通SSLでは、3年間で10社への販売を見込んでいる。

石井 一志