ニュース

米Symantec、分社する情報管理分野の新社名を「Veritas Technologies」に

 米Symantecは28日(米国時間)、会社分割によって誕生する、情報管理に特化した会社の名称を「Veritas Technologies Corporation」(以下、Veritas)とすると発表した。独立した株式公開企業として設立されるという。

 Symantecでは2014年10月に、セキュリティに特化した会社と情報管理(IM)に特化した会社に分割し、それぞれが事業を行っていくことを発表していた。今回VeritasとなるIM分野については、バックアップとリカバリのためのソフトウェアおよびアプライアンス、ストレージ管理、クラスタ化、ディザスタリカバリ、アーカイブ、e-Discovery(電子情報開示要求)などが含まれ、これらの事業は、Symantecの2014年会計年度において25億ドルの収益を創出したとのこと。

 また、Veritasが参入している市場の規模は現在のところ110億ドル(推定)だが、2013年から2018年までに7%の年間平均成長率(CAGR)を達成し、2018年には160億ドルに成長すると見込みとした。

 Symantecの社長兼CEO、マイケル・ブラウン氏は、(Michael Brown)は、「Veritasは、お客さまやパートナー、そして従業員にとって、引き続き大きな価値を発揮できる強固なブランドだ。慎重に検討した結果、新しい情報管理事業会社の社名に『Veritas』を用いることが自然な選択だと判断した。この社名から新しい会社が長い伝統を受け継いでいることが想起される」とコメントしている。

石井 一志