ニュース

15基幹システムを“3カ月”で統合したソディック、早さの鍵は「ASTERIA WARP」

 インフォテリア株式会社は20日、製造業の株式会社ソディックに企業データ連携製品「ASTERIA WARP」を提供したと発表した。ソディックは15の基幹システムをSAPに統合するプロジェクトで、SAPとのデータ連携にASTERIA WARPを活用し、新システムへの移行をわずか3カ月で実現したという。

 ソディックは世界で約3割のシェアを持つ放電加工機械をはじめ、出成形機械、食品加工機械などを製造し、ものづくりの現場を支える企業。これまで国や地域ごとに15の基幹システムを運用していたが、グローバル戦略を加速させるため、基幹システムをSAPに統合。その際に必要となったSAPの周辺サブシステムを、ASTERIA WARPのパートナーであるキヤノンソフトウェアの支援の下に自社で構築し、新システムへの移行を3カ月という短い期間で実現した。

 移行期間の短さもさることながら、連携部分を担うASTERIA WARPと内製システムにより、将来的な業務フロー変更に対しても柔軟に対応できる環境を実現したのが、この事例の特長。

 ソディック 執行役員 総合企画本部 副本部長の斎藤幸典氏は「今後は各部署の要望に応えながら、連携先システムを拡充したい。より大規模な連携を構築する際には、グループ内のシステム開発会社にASTERIA WARPを横展開することも視野に入れている」とコメント。インフォテリアは同事例を契機に、基幹システムとのデータ連携を迅速に構築する基盤として「ASTERA」活用をさらに推進していく考え。

川島 弘之