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EIZO、仮想デスクトップビジネスへの対応を強化

 EIZO株式会社は13日、仮想デスクトップ(VDI)環境に関する自社製品の対応を進め、同市場でのビジネスの強化を図ると発表した。

 具体的にはまず、シンクライアントの有力メーカー各社から発売される端末の主力モデルについて、順次動作検証を実施し、EIZOのWebサイトで互換情報を公開する。特にVDIの導入ニーズが強い金融機関では、マルチモニタ環境での使用が多いため、マルチモニタ時の動作検証もあわせて行うとした。

 また、EIZOの液晶モニタ「FlexScanシリーズ」の背面部へ各社のクライアント端末を取り付けて一体化できる製品を、2015年3月をめどに発売する予定。こうして、液晶モニタとクライアント端末を一体化することで、VDI環境導入で期待される、機器の接続配線のシンプル化や設置の省スペース化をさらに促進できるという。

 さらに、病院でVDI環境を導入する際に必須とされる、医療システムとの互換性の確認を支援するため、モニタ品質管理ソフト「RadiCS」をバージョンアップし、VDI環境との互換性を確保した。ネットワーク管理ソフト「RadiNET Pro」と組み合わせれば、VDI環境での病院内のモニタ一元管理を行えるとのこと。加えて、VDI環境の導入にあたっては、事前の動作検証やソリューション提案も随時行っていく予定だ。

石井 一志