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ジェイテクト、「COMPANY 会計シリーズ」をグループ17社に導入

 株式会社ワークスアプリケーションズは8日、株式会社ジェイテクト、および連結対象会社を合わせた17社で、「COMPANY 会計シリーズ」をベースとした経理の基幹システムが稼働したと発表した。

 ジェイテクトは、自動車の駆動部品やステアリングシステム、機械装置の軸受、工作機械などを手掛けるメーカー。同社では、国内に44社、海外に114社の関係会社を持っており、グローバル規模でのガバナンス強化を目的として、システムと業務の整備を進めている。その中で、既存システムの老朽化とIFRS導入に伴って基幹システム入れ替えの検討を開始し、COMPANYが採用された。具体的な製品としては、「COMPANY Financial Management」「COMPANY Business Management」「COMPANY Assets Management」を利用している。

 これらの導入にあたって評価されたのは、IFRS対応において実装済み機能がすでにある点と、今後の未確定な動きに対しても、標準機能での実装を約束していた点。また「ノーカスタマイズ」「無償バージョンアップ」という開発コンセプトにより、変化の度に繰り返すカスタマイズなどがもたらす、先の読めないコストの増大と業務・運用の複雑化からの脱却を実現できることも大きな要因だという。

 今回は第1段階として、会計業務の一元管理実現に向け、本社と連結対象会社を合わせた17社でCOMPANYを導入。中部・大阪・東京の3拠点で一斉稼働した。今期は順次、国内関係会社への展開を進め、国内での会計業務のプラットフォームをCOMPANYに統合する予定。

 また、COMPANYの導入を機に、グループ全体での経理・財務情報の見える化と、勘定科目の統一やコード体系の整備を進め、グローバル規模でのグループ全体のガバナンス強化を推進するとしている。

石井 一志