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ブロケード、最大12台までをスタック接続できるスイッチ「ICX 7450」」

Brocade ICX製品群はOpenFlow 1.3をサポート

 ブロケード コミュニケーションズ システムズ株式会社(以下、ブロケード)は24日、エンタープライズキャンパス向けのスタッカブルスイッチ「Brocade ICX 7450」を発表した。同時に、「Brocade ICX 7750」スイッチをベースにした分散シャーシ機能、およびSDN(Software Defined Networking)に対応するBrocade ICX製品群でのOpenFlow 1.3のサポートも発表された。

 「Brocade ICX 7450」は、最大12台、576ポートのGigabit Ethernet(GbE)または48ポートの10GbEによるスタック構成が可能なスタッカブルスイッチ。160Gbpsのスタッキング帯域を持ち、スイッチの管理を簡素化することができる。また、QSFP+ポートを利用した長距離スタッキングにも対応するという。

 さらに、3つのモジュラースロットを備えており、最大12基の1/10 GbE SFP/SFP+ポート、または最大12基の10GBASE-Tポート、あるいは最大3基の40GbE QSFP+ポートをアップリンク/スタッキング用に搭載可能。エッジレイヤとアグリゲーションレイヤの間に、十分な帯域幅を確保できるので、ビデオトラフィックの増加や、VDIの普及、802.11ac無線LAN展開などに、余裕をもって対応できるとした。

 加えて、Power over HDBaseT(PoH)機能により、スイッチからビデオ監視およびビデオ会議機器、VDI端末、HDディスプレイを直接起動することもできる。

 米国での販売価格は3095ドルから。

 一方、今回のアップデートでBrocade ICX群がOpenFlow 1.3をサポートした。Brocade OpenFlow Hybrid Port Modeにより、OpenFlowフォワーディングと通常のルーティングトラフィック・フォワーディングの両方を混在可能なことから、実環境におけるSDNへのシームレスな移行を支援するという。

 また、個別での導入時でも、異機種との混合スタック時、分散スタック時のすべてでOpenFlowをサポートできることから、ワイヤリングクローゼットにわたって、柔軟なSDNの実装を行える。

石井 一志