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音声認識技術で高齢者の「見守り」「呼びかけ」、コンテックが開発
(2014/12/12 15:58)
株式会社コンテックは12日、音声認識を応用した看護・介護用の「見守り呼びかけシステム」技術を発表した。
65歳以上の高齢者人口は3000万人を超え、総人口の4分の1を占めている。高齢者向けの看護・介護の現場では、高齢者の転倒防止などの安全対策とともに、看護・介護従事者の業務負担を軽減することが重要な課題となっている。
コンテックは、この課題を解決するために、音声認識技術などを活用した「見守り呼びかけシステム」技術を開発した。患者・要介護者の行動をリアルタイムに見守り、転倒などの危険な動きを未然にキャッチし、自動的に声かけするとともに、看護・介護従事者に通報するもの。
具体的には、起床・離床センサーなどで患者・要介護者の危険な行動を検知し、音声を自動で認識して「呼びかけ」や「注意喚起」を行う。同時に起床・離床したときの画像を看護・介護従事者に送信。「そのとき、その場」の状態を把握できる。
行動パターンを定義し、それに応じた通報を出す仕組みも搭載。状況に応じた対応が可能となるため、看護・介護従事者の業務負担を軽減できる。
さらに音声認識にて取得した患者・要介護者の会話内容を蓄積し、履歴を活用できる。これを基に看護・介護ケアプランを作成することも可能という。