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葛西臨海水族園、ビーコンでスマホへ案内配信~ラックが実証実験

 株式会社ラックは、公益財団法人東京動物園協会と協力し、スマートフォンとビーコンを用いた情報サービスを、12月1日から12月28日まで葛西臨海水族館にて実施する。

 両者は葛西臨海水族園の来園者に対して、より楽しく知識を学べ、満足感を得られるサービスを実現するため、展示された生き物に関する解説を配信する。ラックがビーコンを活用した自社技術を開発し、園内の施設10カ所に設置するビーコン端末と専用アプリ「魚ッチング ナビ」を提供。来園者はスマートフォンにダウンロードした同アプリで解説を聞くことで、生き物の理解や興味を深められる。同アプリからアンケートに答えた人に、オリジナルグッズのプレゼントも行うという。

 当初はAndroid 4.3以降、Bluetooth 4.0以降に対応したスマホのみだが、iPhone対応も今後予定する。

 ラックはICTを活用することで豊かな社会を実現するための取り組みを続けており、IoT(モノのインターネット)が現実のものになろうとする中、より消費者の利便性が求められる現場で、より具体的なIoTサービスへの展開を模索。今回もその取り組みの一環で、サービス具現化のために、無意識な情報配信におけるセキュリティ面の課題に対する研究を進めるのが狙いという。

川島 弘之