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富士通、中堅・中小製造業向けのグリーン調達ソリューション

 富士通株式会社と株式会社富士通マーケティング(FJM)は1日、国内の中堅・中小製造業向けに、富士通システムズ・イーストが開発したグリーン調達ソリューション「FUJITSU Manufacturing Industry Solution PLEMIA EcoLink」(以下、PLEMIA EcoLink)を販売開始すると発表した。

 「PLEMIA EcoLink」は、REACH規則やRoHS指令などの製品含有化学物質法規制で禁止・制限されている化学物質を、サプライチェーン全体で適切に把握・管理し、効率よくグリーン調達を行えるソフト。既存の製品環境情報管理ソリューション「FUJITSU Manufacturing Industry Solution PLEMIA M3 ECODUCE」のノウハウを継続し、中堅・中小企業における、少人数での利用を想定した製品として提供する。

 例えば、不定期に改定される製品含有化学物質の最新法規制情報は、富士通の専門部隊が収集して定期的に提供するため、中堅・中小規模の企業でも負担なく運用できるという。またRoHS指令については、2014年7月より対象となった医療機器についても対応しているとのこと。さらに、電気・電子機器、自動車、材料といった、業界によって異なるさまざまな標準フォーマットに対応している。

 メニューは、グリーン調達業務にかかわる含有化学物質の調査や報告などのシチュエーションに合わせ、シンプルでわかりやすいフラットデザインのメニューを採用。直感的な操作による使い勝手を実現した。

 価格は、1ライセンスあたり60万円(税別)からで、12月下旬の出荷開始を予定する。なお富士通では、3年間で500ライセンスの販売を見込んでいる。

シンプルなフラットデザインメニュー
使い勝手のよい操作性能

石井 一志