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GMOインターネット、IaaS型クラウドサービス「お名前.comクラウド」提供開始

仮想サーバーとベアメタルサーバーのハイブリッド構成にも対応

 GMOインターネット株式会社は17日、1日32円(税別)から利用でき、仮想サーバーとベアメタルサーバー(物理サーバー)のハイブリッド構成にも対応したIaaS型クラウドサービス「お名前.comクラウド」の提供を開始した。

 GMOインターネットでは、クラウドサービスとして実績を持つ「GMOアプリクラウド」をベースに、お名前.comクラウドを開発。GMOアプリクラウドがソーシャルゲームに特化しているのに対して、お名前.comクラウドは一般的なウェブサイト運営から大規模システムの運用まで幅広い用途に利用できる。

 仮想サーバーまたはベアメタルサーバーの利用に加え、両方を組み合わせたハイブリッド構成も可能。200台以上のサーバー増設が可能で、ビジネスの成長に合わせてリソースを拡大していくスタートアップ企業の利用や、高い処理能力を必要とするシステムでの利用にも最適だとしている。稼働中の仮想サーバーからイメージを保存する「イメージ保存機能」も標準搭載し、仮想環境のバックアップや複製も容易に行える。

 クラウド基盤にはオープンソースソフトウェアの「OpenStack」を採用。仮想サーバーでは物理サーバー上のローカルディスクにデータを保存するため、外部ストレージ型の仮想サーバーに比べて高速なディスクアクセスが可能。ベアメタルサーバーでは超高速フラッシュストレージ「ioDrive」搭載プランも選択できる。

 仮想サーバーでは、最小構成(0.5vCPU、メモリ1GB、HDD 30GB)の場合で1日32円(税別)から利用が可能。時間単位課金や日単位課金など、利用シーンに合わせて効率の良いサーバー運用が行える。

 GMOインターネットではサービス開始を記念して、キャンペーン期間中にお名前.comクラウドを申し込んだ全ユーザーを対象に、お名前.comクラウドの1万円分のクーポンをプレゼントする「お名前.comクラウドリリースキャンペーン」を実施する。キャンペーン期間は11月17日~12月26日17時。

三柳 英樹