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M2Mを手軽にビジネス活用、通信機器1台からOK――KDDIが新サービス

 KDDI株式会社は、M2Mを手軽にビジネスで活用できるクラウドサービス「KDDI M2Mクラウドサービス」を12月1日より提供開始する。閉域網とクラウドにより、煩雑な作業を行わずに、セキュアなM2M環境を構築・運用できるという。

 「KDDI M2Mクラウドサービス」は、M2Mをビジネスで活用する際に必要な機能を提供するクラウドサービス。セキュアな閉域網と、通信機器からのデータ収集・蓄積、データのレポート表示といった機能をワンストップで提供する。これにより、サーバー構築・アプリケーション開発などの作業を行う必要がなくなるため、M2Mの導入障壁となっている多額の初期投資や、煩雑なシステム構築が不要になる。

 通信機器1台からサービスを利用可能。データはロケーション管理や汎用データ管理、温湿度管理といったさまざまなテンプレートにより、グラフや地図上に表示され、視覚的に把握できる。また、しきい値を超えた場合に電話(自動音声)・Eメールによるアラート通知を行う機能や、SMSによる通信機器の遠隔操作機能なども備えているとのこと。

ロケーション管理テンプレート
温湿度管理テンプレート(2015年2月提供予定)

 税別価格は、サービスID(データ表示画面ログイン用ID)利用料が月額1500円/ID、機器接続料が月額500円/台。また従量料金として、アラート通話料が30円/回、SMS受信・送信料が1円/回。別途、契約事務手数料として1万円がかかる。

石井 一志