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日立、SaaS環境の迅速構築に必要な「共通機能」を提供

「SaaSビジネス基盤サービス」を体系化

 株式会社日立製作所(以下、日立)は、SaaS環境の立ち上げや運用の際に必要となる共通機能を提供し、グローバルなSaaS環境の迅速な構築を支援する「SaaSビジネス基盤サービス」を体系化し、10月29日から提供する。

 同サービスは、システム基盤の提供からユーザー認証、課金管理、ヘルプデスク、運用代行などのBPOサービスまで、SaaS環境に必要な共通機能を、インターネットを経由して月額料金で利用できるもの。

 共通機能として「認証・ユーザ管理」「アプリケーション運用ナビゲーション」「SaaS対応ログ解析」「カスタマイズ可能なデータ交換」「課金管理」「BPO・グローバルヘルプデスク」などを提供する。

 SaaS事業者やアプリケーション開発ベンダー、企業の情報システム部門などに提供する。すでにSaaS環境を有している企業が利用する場合は、既存のデータセンターのサービス環境を維持したまま、必要な機能のみを選択可能とのこと。

サービス概要図(既存データセンターを利用する場合)

 管理者の操作Web画面は日本語・英語・中国語に対応し、「グローバルヘルプデスク」はこれら3言語に加え、タイ語にも対応。グローバルでの利用をサポートしてくれる。

 価格は個別見積もり。まず「認証・ユーザー管理」を10月31日から提供し、そのほかの機能は2015年3月31日から順次提供する。

川島 弘之