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日本オラクル、容易に導入・利用できるOracle EBS向けクラウドレポーティングサービス

 日本オラクル株式会社は23日、「Oracle E-Business Suite(EBS)」の会計ユーザー向けに、クラウド型レポーティングソリューション「Oracle Fusion Accounting Hub(FAH) Reporting Cloud Service」を提供開始したと発表した。

 「Oracle FAH Reporting Cloud Service」は、既存のOracle EBSの会計データをクラウド上へ吸い上げ、さまざまなレポーティング機能を活用して、会計・財務情報の評価・分析を支援するツール。Oracle EBSにパッチをインストールし、クラウドサービスにアクセスするためのユーザー名、パスワード、URL、評価・分析するための勘定科目、期間などを画面から入力するだけで利用できる。

 これによって、Oracle EBS会計の元帳がクラウド上に自動で複製され、日本オラクルが持つレポーティング機能を活用した管理レポート作成を実現。クラウド環境からOracle EBS会計システムの勘定科目の残高情報、および仕訳明細情報が参照できるとともに、これらのデータの分析を行えるという。

 分析には、Oracle EssbaseやOracle Business Intelligence Enterprise Editionなどを利用可能。また、モバイル端末からのアクセスに対応し、リモート環境に居ながら、直感的に分かりやすい画面表示により、財務・会計の最新の状況を容易に把握できる点もメリットとしている。

Oracle FAH Reporting Cloud Serviceの概要
わずか3ステップでの利用が可能という

石井 一志