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NTTソフト、クラウドストレージ活用ソリューションの仮想アプライアンス版

 NTTソフトウェア株式会社(以下、NTTソフト)は、パブリッククラウドのストレージサービスを利用し、企業のデータを安全に保管できるソリューション「TrustBind/Hybrid Storage」において、仮想アプライアンス版を10月29日に発売する。

 TrustBind/Hybrid Storageは、拡張性の高いクラウドストレージを、追加容量や遠隔地保存先として、容易かつ安全に利用できるようにするソリューション。ユーザー企業の社内に設置されたゲートウェイ(Hybrid Storage ゲートウェイ)によって、データを単独では意味のない断片に分割し、複数のクラウドストレージに保存する。これによって、セキュリティの確保やリスク分散といったメリットを提供できる点が特徴という。

 以前から提供しているサーバー版では、ハードウェアの調達、構築、設定が必要だったが、仮想アプライアンス版は仮想環境に配置すればいいため、パブリッククラウドストレージの接続設定を行うだけで、最短30分で容量を追加したり、遠隔地保存先の構築を行ったりできるとのこと。

 さらに今回、運用効率を向上するために、TrustBind/Hybrid Storageの設定や保存状態、クラウドストレージの利用量などを確認できるダッシュボード機能も搭載した。

 NTTソフトでは、仮想アプライアンス版のこうした特長を生かすと、クラウド事業者やクラウドインテグレーターが、仮想環境上でデータのバックアップ領域、遠隔地保管領域を低価格かつスピーディに構築し、ユーザー企業に提供することが可能になるとしている。

石井 一志