TOKAIコム、Amazon WorkSpacesを自社採用

　株式会社TOKAIコミュニケーションズ（以下、TOKAIコム）は14日、米Amazon Web Services（AWS）の仮想デスクトップ（VDI）サービス「Amazon WorkSpaces」を、自社で導入開始したと発表した。

　TOKAIコムでは従来、SBC（サーバーベースコンピューティング）方式でのシンクライアント環境を導入し、PCの保有コスト低減、IT統制によるセキュリティ強化、業務継続計画実現、生産性の向上など、一定の効果をあげてきたという。しかし、一部の業務システムや開発環境など、ある程度の自由度が必要な環境では、この方式では対応が困難だったという。

　そこで今回、VDI方式であるAmazon WorkSpacesの導入により、これまでは移行できていなかった業務をシンクライアント環境へ移行し、コスト低減と利便性の両立を図っていくとのこと。さらに、グループ企業や取引企業への拡大を目指すほか、BYOD、テレワーク、バーチャルオフィス、オフショア開発環境なども視野に入れた展開を計画している。

　また、こうした経験を生かして、SBC方式とのハイブリッド環境を含め各種シンクライアントソリューションをラインアップし、利用シーンに応じた最適なソリューションを組み合わせた、トータルなスマートオフィスソリューションとして提供するとしている。