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専用ルータ設置だけで利用できるクラウド型VPN「Verona」に新3モデル

多様な利用用途に対応

 株式会社網屋は、オンデマンドVPNサービス「Verona(ヴェローナ)に、利用用途に合わせた3つのV-edgeモデルを用意し、10月1日から提供を開始した。「ハイスペックモデル」「スタンダード」「スターター」の3モデルを追加し、多様化する業務形態やニーズに応じたサービスを提供するという。

 Veronaは、契約時にレンタルする「V-edge」を設置するだけで、ゼロコンフィグで拠点間接続環境を実現する。在宅勤務や出先からのリモートアクセス要件には「V-Client」を利用端末にインストールするだけでセキュアにVPN接続が可能で、複雑なネットワーク設定はすべて集中管理センターである「CAS-Center」で行われる。

 顧客環境に設置する「V-edge」ルータは設定が不要なため、ネットワーク知識がない担当者でもすぐに運用可能。例えば「複数拠点と本社をVPNでつなぎたいが、拠点にITに詳しいスタッフがいない」「災害対策のためIDCにサーバ を預けたいが、通信のセキュリティが心配」「外出先からスマホやノートPCを使って安全に社内とつなげたい」などの要望に迅速に応える。

Verona 概要図

 新モデルの「スターター」はVPNスループット50Mbps、FWスループット300Mbps、最大V-Client収容数10で、サテライト利用に最適。「スタンダード」はVPNスループット120Mbps、FWスループット500Mbps、最大V-Client収容数250で、拠点サイトや中規模利用ほか幅広くカバー。「ハイスペックモデル」はVPNスループット500Mbps、FWスループット1Gbps、最大V-Client収容数250で、センター集約用に最適。

 価格は、「スターター」の初期費用が1万円、V-edge利用料が月額8000円。「スタンダード」の初期費用が2万円、V-edge利用料が月額2万円、V-Client 10デバイス利用料が月額6000円から。「ハイスペックモデル」の初期費用が5万円、V-edge利用料が月額4万円、V-Client 10デバイス利用料が月額6000円から。

川島 弘之