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MSとシトリックス、Windows Server 2003 ターミナルサービスの移行を共同で支援

 日本マイクロソフト株式会社とシトリックス・システムズ・ジャパン株式会社(以下、シトリックス)は6日、Windows Server 2003のサポート終了が迫っていることを受け、Windows Server 2003のターミナルサービス、およびCitrix Presentation Server、Citrix XenAppから最新のサーバー/クラウド環境への移行支援キャンペーンを開始すると発表した。

 Windows Server 2003のターミナルサービス(注:最新のWindows Server 2012 R2ではリモートデスクトップサービス)は、通常、クライアントPC上で利用するアプリケーションをサーバー側にインストールして利用するために、端末に画面、キーボードやマウスなどの情報を転送する機能である。

 企業内システムで利用すると、クライアントPCにデータを保存する必要がないため、情報漏えいなどのリスク低減ができるほか、アプリケーションをサーバーで一括管理でき、運用コストの削減につながる点がメリットになる。Citrix Presentation ServerおよびXenAppと併用することで、限られた帯域でも利用できるようになったことから、セットでの採用が進んでいた。

 今回、日本マイクロソフトとシトリックスでは、Windows Server 2003のサポート終了に伴い、これらのソリューションを利用しているユーザーが円滑に新しい環境へと移行できるよう、共同でのキャンペーンを開始するという。

 まず、サーバー移行を支援するため、Windows Server 2012 リモートデスクトップサービスクライアンライセンス(RDS CAL)のオープンライセンス価格を、10%値引きするキャンペーンを実施する。期間は10月1日から12月31日までで、すべての法人企業および医療、公共機関が対象になる。

 また、Windows Server 2003上でCitrix Presentation Server およびXenAppを利用しているユーザーが最新環境へ移行するのを支援するため、XenApp SAリカバリライセンスを、参考価格から10%割引するキャンペーンも行うとのこと。こちらも期間は、10月1日から12月31日まで。

石井 一志