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Amazon AppStreamが東京リージョンで利用可能に

 米Amazon Web Services(AWS)は9月30日(米国時間)、アプリケーションをクラウド環境からストリーミングできるサービス「Amazon AppStream」が、東京リージョンでも利用可能になったと発表した。

 Amazon AppStreamは、AWSのクラウド環境に導入されたアプリケーションをクラウド側でレンダリングし、PCやスマートデバイスなどにストリーミング配信するサービス。アプリケーションはクラウド環境で実行されるので、ローカルの計算能力やストレージを削減することができ、複雑なアプリケーションをシンプルなデバイスで実行できる。

 今回、Amazon AppStreamが東京リージョンからストリームされるようになったため、日本や日本の周辺のデベロッパーは、低レイテンシかつより改善されたパフォーマンスでアプリケーションを配信可能になった。アプリケーションがよりユーザーに近くなったことで、より多くのデベロッパーがAmazon AppStreamを利用できる。

 Amazon AppStreamにはAWS無料利用枠が設定されており、1年間、月間20時間までのストリーム利用料が無料になる。それ以上のストリーム時間は、1時間あたり1.2ドル。なお利用時間は、個別のストリームセッションを積算し合算したものになる。

 国内でも、すでに日産自動車が、車両がなくても整備士のスキル向上トレーニングを可能にした3Dバーチャルシステム「NVTS(Nissan Virtual Training System)」の基盤として導入しているとのことだ。

石井 一志