ニュース

タブレットで紙資料の使い勝手を再現したペーパーレスソリューション「PrinPad」

 株式会社エーピーコミュニケーションズは29日、タブレット機器で紙の使い勝手を実現したペーパーレスソリューション「PrinPad」の提供を開始した。丸紅株式会社が、IT管理部門の情報企画部でPrinPadの試験利用を開始したという。

 PrinPadは、会議資料やカタログ、FAXなど紙のドキュメントをタブレットに“印刷”してデジタル化し、共有可能にするソリューション。PCからは、プリンターによる印刷と同様の操作で、タブレット上のPrinPadアプリにデータを送信できる。印刷機能を利用するため、印刷可能なデータであればどのようなファイルでも扱え、カラー出力も可能。紙のように資料への書き込みや付箋の貼り付けもできる。

 PrinPadアプリに送信した資料は、フリック操作で他の人に配布したり、あらかじめ作成した特定のグループに一括送信することが可能。権限設定を行うことにより、指定したユーザー以外は外部機器への保存・持ち出しを制限でき、パスワードロックも行える。社内の会議室ごとにグループを作成し、それに対してデータ共有しておけば、会議室に設置したiBeacon(別売)に各人のiPadをかざすだけでデータを受信できる機能も備える。

 BluetoothやWi-FiによりPrinPad間をつないで、ページめくりやメモの共有を行うことも可能。ペーパーレスソリューションの導入により、印刷コストを50%削減できるほか、会議の効率化、準備や後処理の手間の削減も実現できるとしている。

 PrinPadアプリの推奨動作環境はiOS 7以上(iPad Air/iPad mini retina)。プリンタードライバーの動作環境はWindows 8以降/7/Vista。

三柳 英樹