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テックウインド、台湾Quantaのデータセンター向けサーバー/スイッチを提供

 テックウインド株式会社は27日、台湾Quanta Computer(以下、Quanta)と提携し、同社のデータセンター向けサーバー/ネットワーク製品の取り扱いを開始すると発表した。

 世界でも有数のOEM/ODMコンピューターメーカーとして知られており、ホワイトボックスサーバーの最大手供給元でもあるQuantaでは、世界で1年間に出荷される800万台以上のサーバーのうち、およそ7分の1を生産している。

 テックウインドでは今回、そうした同社製品のうち、スタンダードな2ソケットサーバー「S210-X12RS」、3Uスペースに12ノードの高密度実装を実現した「S910-X31E」をはじめ、6製品を主要製品に位置付けて標準構成モデルを展開。また、ユーザーがオープンソースのネットワークOSを自由にインストールできるベアメタルスイッチも取り扱いを開始する。

 また、Quantaおよび国内大手サービス企業と協力し、「パーツ先出交換保守」「平日オンサイト保守」「24時間365日オンサイト保守」の各種保守サービスもラインアップ。日本全国をカバーする保守体制を用意することで、ダウンタイムの短縮が要請される用途においても、Quanta製品を導入できるようにするとした。

 なおテックウインドは今回の提携を契機に、Quanta製品を生かしたトータルなデータセンター向けソリューションの提案を行っていく考えで、これまでは大規模クラウド/webサービスプロバイダーが主要なユーザーであったQuanta製品をより幅広いユーザー層に活用してもらうため、機種選定から仕様のカスタマイズ、技術支援など、個別のニーズに応じたサポートを提供するとのこと。

石井 一志