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ヴイエムウェア、クラウド事業者向けプログラムを刷新

自前のクラウドサービスは「VMware vCloud Air」に名称変更

 ヴイエムウェア株式会社(VMware)は22日、新たなパートナー向けプログラム「VMware vCloud Air Network」を発表した。従来は、クラウド事業者向けプログラムを「VMware サービス プロバイダ プログラム(VSPP)」として展開してきたが、名称をあらためてプログラム内容を拡充するという。VMwareが提供するサービスには、今後、「Air」のブランドで展開される。

 vCloud Air Networkでは、VMwareまたは同社のパートナーが提供するさまざまなグローバルクラウドサービスや、各市場のニーズを熟知したクラウドサービスプロバイダのサービスなど、各種のニーズに応じた選択肢を通じて顧客を支援するという。

 具体的には、顧客は、vCloud AirまたはvCloud Air Networkサービスプロバイダパートナーのサービスを検索・選択するための新しいパートナーカテゴリを利用できる。例えば、「IaaS Poweredパートナ」は、VMware vSphereを基盤とするクラウドを基幹テクノロジとして採用しているサービスプロバイダがカテゴライズされる。また「Hybrid Cloud Poweredパートナ」は、VMware vCloud Directorを活用した検証済みのサービスを提供しており、顧客の自社環境とパートナーが提供するクラウド環境でワークフローを相互接続することができる。

 なおVMwareでは、パートナーが提供するvCloud Airサービスをベースとしたクラウドサービスの参画を将来にわたって促進するため、新たなパートナーカテゴリを順次創設する予定とのことだ。

 また今回は同時に、パブリッククラウドソリューション「VMware vCloud Hybrid Service」のブランド名称を「VMware vCloud Air」に変更することも発表された。

石井 一志