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FJM、Windows Server 2003からの移行を支援する各種サービスを提供

移行ナビゲータや各種オプションサービスも用意

 株式会社富士通マーケティング(以下、FJM)は21日、「Windows Server 2003移行応援パック」(以下、移行応援パック)、「Windows Server 2003移行おまかせパック」(以下、移行おまかせパック)を同日より提供開始すると発表した。

 これらのパッケージは、2015年7月15日(日本時間)に延長サポートが終了するWindows Server 2003からの移行をFJMが支援するもの。同社がこれまでに手掛けてきたWindows Server 2003移行支援のノウハウをもとに、中堅・中小企業からの要望が多いソリューションをメニュー化した。

 このうち「移行応援パック」は、FJMが構築したサーバー環境へ顧客自身がデータを移行するプランで、FJMの専門技術者と相談できるサポートチケットが付属している。

 ラインアップとしては、ファイルサーバー基盤に「AZCLOUDファイルサーバ」を利用する「移行応援パック AZCLOUD ファイルサーバ版」、「AZCLOUD IaaS仮想ファイルサーバ」を利用し、富士通のデータセンターを顧客の環境を閉域網でつなぐ「移行応援パック AZCLOUD IaaS版」、オンプレミスの「AZBOXファイルサーバ」を採用した「移行応援パック AZBOX ファイルサーバ版」と、メールサーバー基盤にマイクロソフトのExchange Onlineを利用する「移行応援パック Office 365 Exchange Online版」を用意した。

 価格は、「移行応援パック AZCLOUD ファイルサーバ版」が初期費用39万2700円(税別)から、月額費用4万9800円(税別)から。「移行応援パック AZCLOUD IaaS版」が初期費用114万2700円(税別)から、月額費用12万5600円(税別)から。「移行応援パック AZBOX ファイルサーバ版」が初期費用144万700円(税別)から。「移行応援パック Office 365 Exchange Online版」は、初期費用215万700円(税別)から、年額費用が1IDあたり3960円(税別)からとなる。

 一方、「移行おまかせパック」は、FJMがサーバー環境の構築だけでなくデータ移行も行うプラン。同社の専門技術者が移行に関する作業を行うので、安心して最新環境への切り替えを行えるとした。

 ラインアップは、「移行応援パック」と同じ4種類に加えて、移行難易度の高いActive Directory(AD)環境の構築と移行を行う「移行おまかせパック AZBOX ADサーバ版」も用意されている。なお「移行おまかせパック」にはサポートチケットは付属しない。

 なおFJMでは、簡単な質問に回答するだけで、お勧めの移行ソリューション商品がわかる「移行ナビゲータ」や、Windows Server 2003からの移行に関しての相談を受け、最適な移行プランを提案する「Windows Server 2003移行相談サービス」を設けているほか、セキュリティやWindows XP移行関連など、さまざまなオプションサービスもラインアップしている。

石井 一志