クラスメソッドとアズジェント、AWS環境に特化したマネージドセキュリティサービス

　クラスメソッド株式会社と株式会社アズジェントは20日、Amazon Web Services（AWS）に特化したマネージドセキュリティサービス「フート・セキュリティ（Hoot Security）」を提供すると発表した。

　「フート・セキュリティ」は、クラスメソッドのAWS特化型導入コンサルティングサービスと、AWS総合支援サービスを提供する「メンバーズ」、アズジェントのマネージドセキュリティサービス「セキュリティ・プラスMSS」、AWSの「AWSサポート（エンタープライズ）」を組み合わせたもの。セキュアなサーバー運用に必要な項目の洗い出しや、セキュリティ設定・診断などを標準化し、アズジェントのセキュリティ専門アナリストによる24時間365日体制での監視サービスとともに、クラスメソッドが一括して提供する。

　セキュリティ製品としては、AWSとの親和性が高く、豊富な導入実績がある「Trend Micro Deep Security」を利用。同製品の導入と初期設定、最新シグネチャ適用、保守作業などを実施する。また、セキュリティインシデントの監視と対応を行うほか、インシデント対応状況や月次でのレポートを提供するとのこと。

　加えて、すでにクラスメソッドがサイトロックと協業して提供しているサーバー運用監視サービス「Hoot24」との統合により、AWSに特化したROC（24時間統合運用監視センター）とSOC（セキュリティ監視センター）を短期間で導入し、24時間365日体制のシステム運用を実現するとしている。

　価格は、ファイアウォール監視とIPS監視を提供する「Hoot Security（スタンダード版）」で、初期費用が10万円（税別）/サイト、月額費用が1万円（税別）/台。ファイアウォール監視、IPS監視、変更監視、セキュリティログ監視を提供する「Hoot Security Pro（プロフェッショナル版）」で、初期費用が20万円（税別）/サイト、月額費用が2万円（税別）/台。いずれも、Trend Micro Deep Securityのライセンス料金は別途必要になる。

　またHoot24の価格は、一次復旧対応を行う「Hoot24（スタンダード版）」で、初期費用が5万円（税別）/台、月額費用が1万円（税別）/台。カスタム手順書に対応した「Hoot24 Pro（プロフェッショナル版）」で、初期費用が5万円（税別）/パターン、月額費用が1台あたり3万円（税別）/パターン。