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RDPクライアント「Ericom AccessNow」が日本語版Chromebookに正式対応
(2014/8/7 14:31)
株式会社アシストは6日、HTML5対応Webブラウザから利用できるEricom製のRDPクライアント「Ericom AccessNow」が、日本語版Chromebookに正式対応したと発表した。
AccessNowは、さまざまなデバイスのHTML5対応ブラウザから、仮想デスクトップ(VDI)や、Windows RDS/TS、物理PCなどに接続できるHTML5アクセスソリューション。既存のRDPホストにAccess Severソフトをインストールするだけで、クライアント側には専用ツールやモジュールを導入することなく、デスクトップ、アプリケーションにアクセスできるようになる。
具体的には、リモートのWindowsデスクトップやアプリケーションホスト(Windows RDS)の画面データが、RDPでAccessNowへ送られると、AccessNowがRDPを再解釈し、圧縮および最適化した上で、HTML5化してクライアント側のWebブラウザに送る仕組み。最適化において、EricomのRDPアクセラレーターの機能が利用されており、低帯域のネットワークでも快適に利用可能という。またSSL-VPNの接続環境がない場合は、Ericomが無償提供するSSL-VPNソフトも利用できる。
アシストでは今回、事前設定を一切行わずに、ASUS製Chromebook「C200MA」「C300MA」のWebブラウザ「Chrome」から、アシスト内に設置したAccessNow検証環境にログインし、Windows 7、Microsoft Office、Internet ExplorerなどのWindowsネイティブアプリケーション、Webアプリケーションが正常動作すること、また日本語入力が問題なく行えることを確認した。
さらにアシストは、AccessNowを使ってWebブラウザ内でWindowsアプリケーションの利用体感ができるデモサイトを一般公開する。今後、同じURLにて、Windowsデスクトップも公開する予定で、これらのサイトは、Chromebook以外のデバイスからでもHTML5互換ブラウザであれば利用できるとのこと。