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富士通エフサス、JP1の設計から構築、運用までをワンストップで支援するサービス

 株式会社富士通エフサスは7日、日立の運用管理ソフト製品群「JP1」を提供し、企画・設計から構築、運用・保守までをワンストップでサポートする、「FUJITSU Managed Infrastructure Service JP1構築・運用サービス」を販売開始と発表した。

 新サービスは、日立の「JP1」全製品を対象として、ライセンスの調達から、企画・設計、構築、運用・保守までのライフサイクル全般をサポートするもの。富士通エフサスでは、さまざまな製品分野でマルチベンダー対応を進めており、そうした取り組みの一つとして提供される。富士通では、運用管理ソフト分野で「Systemwalker」を提供しているが、このサービスでは、そうした富士通のシステム・製品とJP1が混在している環境においても、ワンストップでサポートできるようになるという。

 また運用面では、全国8カ所に設置したアウトソーシングサービスセンター「富士通LCMサービスセンター」を活用し、運用管理の専門家が、「JP1」の機能、特長を生かした最適なシステム運用を設計するとのこと。

 具体的な活用シーンとしては、「富士通グループが導入するアプリケーションのジョブ管理をJP1/Automatic Job Management System 3で実施したい」、「富士通グループが導入するネットワークシステムの死活監視や障害管理をJP1/Cm2/Network Node Manager iで実施したい」、「富士通グループが導入したシステムの運用管理を、すでに利用しているJP1/Integrated Managementでの統合管理に組み込みたい」といったケースが考えられるとしている。

 なお、サービスメニューは以下の通り。
・JP1設計サービス
・JP1構築サービス
・JP1運用設計サービス
・JP1移行・バージョンアップサービス
・システム監視サービス
・システムトラブル対応サービス

 価格は、すべて個別見積もり。富士通エフサスでは、関連サービスを含めて、今後3年間で10億円の販売を目標としている。

石井 一志