NTTスマートコネクト、仮想ホスティングサービスにメールアーカイブオプションを追加

　エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社（以下、NTTスマートコネクト）は22日、クラウド型仮想ホスティングサービス「スマートコネクト マネージドサーバ」（以下、マネージドサーバ）の新機能として「メールアーカイブオプション」を提供開始すると発表した。エアーのメールアーカイブソフト「WISE Audit」を利用して提供される。

　「マネージドサーバ」は、クラウドの拡張性を持ちつつ、手軽にWebやメールの機能を利用できる、マネージドタイプのホスティングサービス。今回提供する「メールアーカイブオプション」は、メール機能のオプションとして用意されるもので、「マネージドサーバ」のサーバーを利用して送受信するすべてのメール（ヘッダ・本文・添付ファイル）を自動的に保存する。

　保存されたメールに対しては、日時、本文・添付ファイル内のキーワード、送信者メールアドレス、受信者メールアドレスなどによる条件検索を行えるほか、メールアドレス同士の相関図を表示する相関関係検索も可能。検索結果をEML形式でダウンロードすることもできる（最大5000件／回）。

　さらに、全メールの閲覧権があるスーパー管理者、特定の利用者のメールだけに閲覧権があるグループ管理者など、運用に合わせた管理者の権限設定をサポート。外部監査に対応するための、一時的な監査アカウント（一時監査者）を作成することも可能だ。

　料金は、アーカイブするメール容量に応じて課金する仕組みで、利用できるアカウント数にも制限はない。具体的な価格は、基本サービスでは初期費用が2万円（税別）、月額費用が3万円（税別）で、100GBまでの容量に対応。以降100GBごとに、初期費用5000円（税別）、月額費用6000円（税別）がかかる。最大容量は2TB。

　例として、初期費用1万5000円（税別）、月額料金1万9000円（税別）の「マネージドサーバ プランA」（ディスク容量100GB）でメール送受信を行っている場合は、「メールアーカイブオプション」との合計で、初期費用が3万5000円（税別）、月額費用が4万9000円（税別）となる。