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リクルート、同僚とつながる無料メッセンジャー「Pequod」のWebブラウザー版

 株式会社リクルートホールディングスは6月18日、無料メッセンジャーアプリ「Pequod(ピークォド)」にWebブラウザー版を追加したと発表した。

 「Pequod」は、リクルートホールディングスの実証研究機関メディアテクノロジーラボが今年2月にリリースした会社の同僚と使うためのメッセンジャーアプリ。iOS用はApp Store、Android用はGoogle Playから無料でダウンロードできる。

 サービス名の「Pequod」という名前は、ハーマン・メルヴィルの小説「白鯨」に登場する船の名前に由来しており、乗組員が一丸となり大海原をかけるさまを、同僚と共にビジネスを成功させていくイメージに重ねて名づけたという。

  今回公開されたWebブラウザー版「Pequod」では、スマホアプリ版の「Pequod」の機能をパソコンのWebブラウザー上で利用可能とするもの。利用する際は、会社のメールアドレスで登録するだけで、同僚の名前が並んだコンタクトリストが表示される。登録に必要なのはメールアドレスのみで、電話番号などの登録は必要ない。

 登録したメールアドレスのドメインが同じユーザーを「同僚」と認識して、クラウドベースのコンタクトリストに自動で追加される仕組み。コンタクトリストから任意の相手を選んでメッセージを送信できる。1:1のチャットのほか、複数の相手や、部署・プロジェクトなどのグループを選んでチャットを行うことも可能だ。

 グループ作成に対応しており、会社の部署や同好会など任意のグループを作成できる。グループ名とメンバーリストは同じドメイン内で公開されるが、グループ内のチャットはグループメンバーだけが参加・閲覧できる。

 今後は、取引先やパートナー企業など外部関係者の招待機能や仕事のシーンで使いやすいスタンプ機能、音声通話機能などの追加を予定。ビジネスシーンで必要とされる機能の拡充を図る考えだ。

グループ作成画面
同じドメイン内のグループ名とメンバー名は公開されるが、グループ内のチャットはメンバーしか参加・閲覧できない
グループチャット画面

工藤 ひろえ