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デロイトトーマツとトレンドマイクロ、公共機関向けセキュリティコンサルで協業

 デロイトトーマツ サイバーセキュリティ先端研究所(以下、DT-ARLCS)、デロイトトーマツ コンサルティング株式会社(以下、DTC)、ならびにトレンドマイクロ株式会社は3日、公共機関向けセキュリティコンサルティング事業で協業すると発表した。

 サイバー攻撃が激化する昨今、組織的な攻撃に対して対策が求められる公共機関には、最新の脅威や攻撃者組織の動向などの知見が不可欠という。本協業では、社会生活を脅かしうる高度なサイバー攻撃への対策強化を目的とし、3者が持つインテリジェンスを活用した高水準な研究およびソリューションの開発・提供を行う。

 協業内容としては、DT-ARLCSとトレンドマイクロによる各々の研究成果を情報共有。具体的に、DT-ARLCSが有するセキュリティ脆弱性診断、デジタルフォレンジックなどのナレッジと、トレンドマイクロが有する不正プログラムや攻撃手法解析の知見、攻撃のトレンドのナレッジや防御技術を融合し、攻撃対策に関する共同調査・研究を進める。

 また、DTCとトレンドマイクロの両社で攻撃に対する具体的なソリューションの開発・提供を行う。主に政府系機関をはじめとする公共機関を対象に、サイバー攻撃の予防・発見・事後対応までを含めた最適なソリューションを共同提案・導入支援を行うという。

川島 弘之