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ロジテック、Windows Server 2012 R2/2008 R2搭載のキューブ型NAS

LSV-5S4CKシリーズ

 ロジテックINAソリューションズ株式会社は29日、キューブ型NASの新製品を発表した。Windows Storage Server2012 R2搭載の3モデルと、Windows Storage Server2008 R2搭載の4モデルを6月下旬より発売する。

 今回発表されたのは、Windows Storage Server 2012 R2搭載モデルでは、workgroup Edition搭載の「LSV-5S4CKW」、Standard Edition搭載の「LSV-5S4CKS」、またLSV-5S4CKWシリーズに5年間のオンサイト保守を標準添付した「LSV-5S4CKWY5」の各シリーズ。

 一方、Windows Storage Server 2008 R2モデルでは、workgroup Editionを搭載した「LSV-5S4CEW」、Standard Editionを搭載した「LSV-5S4CES」と、LSV-5S4CEWにオレガのVVAULT Pro 1年版を標準添付した「LSV-5S4CEWV」、5年間のオンサイト保守を標準添付した「LSV-5S4CEWY5」の各シリーズを提供する。

 いずれのモデルもWindowsクライアントとの親和性が高いWindows Storage Serverを搭載。Active Directoryによる管理や、ACLを利用した下層フォルダに対してのアクセス権管理、共有データのバックアップ機能、iSCSI機能、ボリュームシャドウコピー機能による全ファイルの世代管理など、OSが持つさまざまな機能を利用できる。また、NAS本体にソフトウェアを追加することも可能で、ウイルス対策やバックアップソフトなどを導入し、さらに便利に使うことも可能とした。

 HDDは、ウェスタンデジタルのNAS用HDD「WD Red」を4基搭載し、ホットスワップにも対応。RAID 0/1/5をサポートし、標準ではRAID 5で構成されている。ネットワークインターフェイスは1000BASE-T×2ポートを備え、外付けHDDユニットなどを接続可能なUSB 3.0×2ポートも搭載した。

 また各モデルに、オレガのディスク仮想化ツール「VVAULT」を標準搭載しているので、ダウンタイムをほとんどなくしたサーバーからのデータ移行や、拡張バックアップユニットの容量統合、簡易レプリケーションなどを行えるとのこと。なお、LSV-5S4CEWVは接続可能ディスク台数や合計仮想ボリューム容量の制限がないPro版を、それ以外は接続可能ディスク数2台、合計仮想ボリューム容量2TBの制限があるBasic版を搭載する。

 価格例は、LSV-5S4CKWの場合、4TB(1TB×4)モデルが19万円(税別)、8TB(2TB×4)モデルが21万円(税別)、12TB(3TB×4)モデルが25万円(税別)、16TB(4TB×4)モデルが30万円(税別)。

石井 一志