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GMOリサーチ、DIY型リサーチシステム「GMO Market Observer」

 GMOリサーチ株式会社は23日、インターネット調査に必要な機能を一元化したDIY型(セルフ型)リサーチシステム「GMO Market Observer」の提供を開始した。

 GMOリサーチでは、企業側が自身の操作でインターネット調査を行うDIY型リサーチシステムについて、利用する際の手間を軽減する「GMO Market Observer」を開発。インターネット調査に関する一連の作業を、1つのインターフェースかつシンプルな操作で簡単に実行できる。

 GMOリサーチが保有するパネルソースに加え、ユーザー企業が独自に保有するパネルソースの利用も可能。アンケートの配信から、回収・集計までを同一インターフェースで行うことができ、より効率的に調査・データ収集が行える。

 パネルソースを検索して調査対象者を抽出し、アンケートの依頼を行うサンプリングシステム「Market Observer Basic」を備え、GMOリサーチの消費者パネルと自社会員との比較調査を1つのリサーチシステムで行うことが可能。消費者パネルの各セグメントで回収可能な人数を管理画面から確認できるため、調査設計を的確に行える。

 アンケート作成・集計システム「Market Observer Survey」により、ドラッグ&ドロップのシンプルな操作でアンケートを設問から作成し、集計が可能。従来はプログラミングで対応していた複雑なロジックにも対応でき、回答データは同一システム上でデータチェック・集計できるため、シームレスにアンケートの分析を行える。

 GMOリサーチが運営するアンケートコミュニティ「infoQ」の会員とコミュニケーションを取りながら調査を行えるサービス「Market Observer Community」も提供。掲示板でのコミュニケーション機能をはじめ、アンケートや日記などでメンバーの考えを探る機能など、コミュニティ運営のための機能を備え、実態調査や商品開発、プロモーションの効果測定などを、モニターと対話しながら進めることができる。

 DIY型インターネットアンケート調査の料金は、システム利用料が月額固定で10万円から、または1回答単位で60円(同)。パネル利用料金が日本調査の場合、30問、1000サンプルで24万8000円(同)など。「Market Observer Community」の料金は、初期設定料金が5万円(同)から、リクルート料金5万円(同)から。月額料金がシステム利用料金5万円(同)から、サンプル利用料金5万円(同)から。

 「GMO Market Observer」は、2014年9月を目途に集計機能の充実を図るほか、英語・中国語にも対応し、インターネットリサーチにおけるアジア圏の共通プラットフォームを目指すとしている。

三柳 英樹