ニュース

dit、無線LANサイトサーベイ「Ekahauサイトサーベイ」新バージョンを販売開始

 株式会社ディアイティ(dit)は、米Ekahauが開発した無線LANサイトサーベイツール「Ekahauサイトサーベイ」の最新バージョン7.5と、Android端末で利用できる「Ekahau Mobile Survey」の販売を、6月1日に開始する。

Ekahau画面イメージ

 Ekahauサイトサーベイは、無線LAN環境の構築時に行う実地調査(サイトサーベイ)のためのツール。新バージョンでは、効率的にサイトサーベイができるように、複数のUSBアダプターの利用や、スキャンデータの比較、マージなどの機能を追加。USBアダプターは3個まで使用可能となり、2.4GHz、5GHz W52/W53、5GHz W56をチャネル別にスキャンできるため、スキャン作業の大幅な効率化が実現したとしている。

 また、過去のスキャンデータと最新のスキャンデータを同時に表示できるようになり、差異の把握が容易となった。複数のスキャンデータを同一マップ上でマージすることが可能となり、広範囲に渡るサイトサーベイを複数台で実施できるようになった。

 同時に販売を開始する「Ekahau Mobile Survey」は、Android端末で簡易な電波環境調査ができるアプリ。突発的なトラブルの発生時など、スキャン用のPCが用意できない状況下でも、迅速な現場調査や対応が可能となる。Android端末で取得したデータを、Ekahauサイトサーベイに移行することで、より詳細なデータ解析も行える。

 販売価格は、「Ekahau Site Survery Standard」が35万円(税別)、「Ekahau Site Survery Professional」が69万円(税別)。いずれも初年度フリーアップグレード付き。「Ekahau Mobile Survey」は5万2000円(税別)。

三柳 英樹