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IIJと日本IBM、中堅・中小企業向け業務アプリをクラウドで提供

 株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)と日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は14日、中堅・中小企業向け業務アプリケーション分野で提携すると発表した。両社は、IIJのクラウドサービス「IIJ GIOサービス」と日本IBMのソフトウェア製品を組み合わせ、サブスクリプション形式で提供するクラウド型ソリューションを開発。SIerなどのパートナー企業に提供するという。

 まず第1弾としては、米SugarCRMのCRMソフト「Sugar7」と、日本IBMのクラウド連携ソフト「IBM Websphere Cast Iron」を、IIJ GIOの基盤上で提供するソリューションを、6月よりSIer向けに提供する。また、SIerが、顧客企業の環境に最適なクラウドサービスを導入するための技術支援もあわせて実施するとした。

 これらのサービスを利用すると、CRMシステムの構築に際して、基幹業務とのシステム連携やデータの円滑な移行支援が可能になるという。さらに、サブスクリプション形式での提供になるため、低コストで利用できる点もメリットとしている。

 なお日本IBMは、このソリューションを提供するSIerに対して、プリセールスなどを含む営業支援を実施するほか、両社では、共同マーケティングプログラムの策定、各種技術情報の提供、システム要員育成のためのプログラムを計画しているとのこと。

石井 一志