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OKI、遠隔で作業を支援するシステム「Remote Support」を販売開始

 株式会社OKIソフトウェア(OKIソフト)は、スマートフォンやタブレットを使用して遠隔から保守や製造の現場作業を支援するシステム「Remote Support」を5月30日より販売開始する。OKIソフトでは、2016年度までに150セット以上の販売を目指す。

 OKIソフトが開発した「Remote Support」は、スマートフォンやタブレットを使って、保守現場や製造現場にいる作業者と、事務所など遠隔地にいる監督者との間で、リアルタイムに動画、音声、ポインタ情報を共有できるシステム。OKIソフトでは、OKIグループで培った音声・映像通信技術をベースに現場の映像を双方で共有しつつ、画面サイズの異なる端末同士でも確実かつリアルタイムに双方で同じ位置を指し示すことができる技術を開発した。

「Remote Suppot」利用イメージ

 具体的には、「Remote Support」を利用することで、若手作業者に対して遠隔地にいるベテラン技術者が共有動画をもとに作業指示を出すといったことが可能になる。また、製造現場においては、事務棟の監督者から作業内容についてリアルタイムで指示出しができるようになる。

 対応OSはAndroid 4.1/4.2で、iOSは別途対応を予定する。対応ネットワークは、3G、LTE、WiFi(公衆網接続時は要VPN接続)。通信プロトコルはSIP/RTPを用い、映像コーデックはH.264、音声コーデックはG.711、Opusを採用。解像度は最大HD(720p)、最小 QVGA。スマートフォンやタブレットにカメラが2つ付いている場合は、フロントカメラとリアカメラも切り替えも行える。

 OKIソフトでは、14日から3日間にわたって開催される「第3回ワイヤレスM2M展」に出展(ブースNo. 西1-31)。「Remote Support」のデモ展示を行う。

工藤 ひろえ